年月。

2012年8月19日 日常
いつもイベント出演でわたしとコンビを組むことの多い子がいる。
わたしより7つくらい年下なんだけれど、とても美人で大人っぽくってほんとうにいい子だ。
何より、ほんとうに大人だ。


彼女には9年ほどつきあっている彼がいた。

18歳のころからずっと付き合っていたという彼。


色々あって、なかなか煮え切らない男の子だったようで、彼女もたくさん悩みぬき考え抜き、そしてなんと、その彼と別れるときがきてしまったようだ。


同窓会で再会した小学校の同級生の男の子(といってもまぁ、27歳なんだけど)のことを好きになったみたい。小学校の時のことは彼女も覚えていなくて、ほとんど初対面のようなものだとか。


とても聡明な彼女のことだから、わたしは信用している。
ホンモノなんだと確信してる。


それで、彼女はきちんと考え、丁寧にステップを踏んで、好きな人ができたと彼氏に告げ、きちんと話し合いをして別れ、そのあとで新しい彼に告白したのだそうだ。


もちろん、OK。

同窓会後、何度かグループで会ううちに、気持ちが近づいていたみたい。



そのことを、まっさきにわたしに直接伝えたかったって言ってくれた。
まぁ、なんだかんだで、彼女の人生の中でかなり大きい意味のあったであろうそのことを、あんまり最近会えなかったから何日か経ってから聞いたんだけど。


別れた彼も、もちろん悪い子ではなかったので、どれほどの落ち込みようだろうと想像する。


まだ周囲には話していないようで、(話したら女子グループなのでみんなものすごい持ちきりになるだろう。彼女があの彼氏と別れるなんて誰も想像していなかったはず)まだしばらくそのことは知られないままだろう。


今夜、師匠の家に何人かで遊びに行くので、そこで師匠に伝える気なのかもなぁ。


それにしても彼女、若いのに、ほんとうにあっぱれなくらい大人びていてしっかりしている。賢い子だ。

そしてすごく美人ときたもんだ。

わたしも、彼女と過ごす時間が、いつしかとても長くなっていて、もう5年くらいたつ。これからも、大切なコンビ(漫才ではないですよ)だと思ってる。

年齢は違うんだけど、とても大切なものをたくさんシェアしてきた。
すごくマインドがシンクロするのだ。


彼女の心の中は、まだまだ、たくさんこのことで傷ついたり哀しんだり、ともかくいろんな思いが渦巻いていることだろう。初めての彼氏だったものね。


この話を聞いて二日経ったけど、なぜかわたしもこのことについて四六時中考えている。
彼女の心の痛みとか、喜びとか、いろんなものが感じられる気がする。


何でもちゃんと一人で決めて、実行してしまう彼女。


やっぱりすこしお話をきいてあげることができるのは、たぶん、私なんだと思う。


一緒に美味しいもの、食べに行こうかな。


よかったね。

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